いつもと違う場所は心が動く。

食事の時間以外は、ほとんどお部屋のベッドで
体を休めているおばぁさんがいる。

久しぶりに家族が会いに来てくれた。
今日は体調が良さそうだから、明るいロビーに行きましょう、
車椅子に座って家族と会った。

おばぁさんは、かすれる声をふりしぼって、
娘さんへなにかを伝えていた。
耳を澄まして、娘さんは聞いていた。

そして、大きな窓から見える外の景色を、
目をまん丸にしてきょろきょろ、時々指さしながら興味深く眺めていた。

 

毎日みていた、おばぁさんの表情とは違っていた。
それは、家族だけにみせる表情なのだ。

わたしは、何とも言えない気持ちになった。

いちど老人ホームの暮らしがはじまると、
寝たきりのお年寄りは、外へ出る機会がなくなっている。
体は動かなくても、心は動くのだ。

 

私は乳がんを経験してから、ホノルルへ行ったときも、
長野へ行ったときも、風や景色に癒やされた。

今から思えば、全く良い体調ではなかったけれど、
なんてきれいな景色なんだろう、
わぁ、気持ちが良いなぁと幸せな気持ちになった。

でも、ホノルルで、食べるものがないと泣いた、和食を探し回った。
長野では、自然な食事なのに、食べ過ぎてお腹を痛めて寝込んだ。

 

いろいろあったけれど、また自然に癒やされる旅がしたい。

療養、病人だったときも、旅は楽しみだった。
これからは、前とは違った旅を楽しめそうで、楽しみです!

 

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朋子
れのあ顧問管理栄養士(非常勤) 乳がんとアトピーを経験しました。 がんサバイバーとして2010年ホノルルマラソンへ参加した時に、同じくホノルルマラソンに参加していた笛木紀子さんと出逢い、アトピー改善のためにれのあへ通い始めました。 れのあ式を取り入れてみると自分の体が変化していくのが楽しくて、れのあの変化に着いていくことに毎回ワクワクしています。 がんもアトピーも体験した自分は結婚は無理だとあきらめていたのに結婚でき、心穏やかに過ごせる日々に感謝しています。 ふだんは高齢者施設(http://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie316.html)で管理栄養士として働いています。
アトピーくらぶ れのあ