
富山弁のお年寄りがいる
そのお年寄りが言う
気のどくな、と言う言葉を、気の毒だね、と受け取っていた
気のどくな、富山弁で、ありがとうを意味すると、たまたま知った
そう言えば、いつもちょこっと頭を下げながら、気のどくなぁと言っていた
あの時も、あの時も、何度もありがとうと、言ってもらっていたんだな
認知症があって、介護が必要な方ですが、毎日、会いに行って挨拶をするうちに顔見知りになりました
はじめは、食事の時とか、お世話を焼くと、ほっといてちょうだいと怒られた
だんだん声に慣れたのかな、雰囲気を覚えたのかな
顔が合うと、にこーっとされて、手を伸ばして、こんな事があったよ、あんな事があったよとお話しされる
いつまでも、元気でいて欲しいと願う
お話しのつじつまは合わない、話している言葉の意味よりも、感じる心で会話をしている
わたしが感じる心を意識したのは、病気をしてからです
病気の経験者の集まりや、分かち合いの場所に行ったとき、優しくて繊細な人達にたくさん出会いました
自分に優しくすること
病気と敵対するよりも、折り合いをつける生き方を知り、学びました
人生の大先輩のお年寄り、励まし励まされている日々です
(更新日: 2018-03-13)
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れのあ顧問管理栄養士(非常勤)
乳がんとアトピーを経験しました。
がんサバイバーとして2010年ホノルルマラソンへ参加した時に、同じくホノルルマラソンに参加していた笛木紀子さんと出逢い、アトピー改善のためにれのあへ通い始めました。
れのあ式を取り入れてみると自分の体が変化していくのが楽しくて、れのあの変化に着いていくことに毎回ワクワクしています。
がんもアトピーも体験した自分は結婚は無理だとあきらめていたのに結婚でき、心穏やかに過ごせる日々に感謝しています。
ふだんは高齢者施設(http://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie316.html)で管理栄養士として働いています。

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