職場のチューリップ

職場の最寄りのバス停から、歩いて通勤している

毎朝、職場の畑の前を歩いていると、季節の変化を感じる

少し前に咲き始めたチューリップ、ひとつ、またひとつ、花が落ち始めていた
この間咲き始めたのに早いなぁ
お年寄りを散歩へ連れ出す前に、枯れちゃうと思って焦った

お昼前、天気も良くて、仲良しな3人組のお年寄りを散歩へ誘いました

手押し車を押して、すたこらさっさと歩く方、腰へ手を置いて、一歩一歩を慎重に歩く方、
腰が曲がっていて、ゆっくり時々顔を上げて歩く方

歩き方は3人それぞれです
すたこらさっさのお年寄りは、途中で後ろを振り返って、他の方を待ってくれる、
この人いちばん年上で小柄な93歳
めっちゃ元気で、優しい方です

玄関から、外へ出ると、ふぁ~っと初夏のような爽やかな風を感じた

気持ちが良いなぁと思って、チラリと3人を見ると、風を感じて、にこやかで柔らかい表情になっていた
「気持ちいいねぇ」目を細めて言っていた

チューリップが見えてくると、
いろいろな色があるんだぁ、きれいだなぁ、球根買ってきたのとか、話しながら散歩した

お家へ帰れない人達、でも、家に帰りたいなぁと言う思いはずっと持っている
あって当たり前、当然の思いですよね

外へ出ると、家に帰りたくなっちゃうのではと心配の声が上がる
でもね、施設の中にいても帰りたいなぁと言っているのだから…

ひと通り回って、そろそろ帰ろうかとなると、そうだねと、また施設に戻る
誰も、家に帰ると言ったりしない
今帰る場所は、みんなわかっている、それはそれで、なんだかせつない

今すぐ出来る、お年寄りが少し笑顔になること、今すぐ出来ることは、すぐやりたい

ひとりで出来なければ、人にもお願いする

自分が療養していたとき、出来ることはすぐやりたかったし、すぐやった、
やり始めてからモタモタしたり、のんきだった 笑

そういうところは、変わっていないけれど、自分のため、だけじゃなくなった

病んだことで、優しくなれた
病気は、優しくなりなさいという、わたしへのメッセージだった

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朋子
れのあ顧問管理栄養士(非常勤) 乳がんとアトピーを経験しました。 がんサバイバーとして2010年ホノルルマラソンへ参加した時に、同じくホノルルマラソンに参加していた笛木紀子さんと出逢い、アトピー改善のためにれのあへ通い始めました。 れのあ式を取り入れてみると自分の体が変化していくのが楽しくて、れのあの変化に着いていくことに毎回ワクワクしています。 がんもアトピーも体験した自分は結婚は無理だとあきらめていたのに結婚でき、心穏やかに過ごせる日々に感謝しています。 ふだんは高齢者施設(http://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie316.html)で管理栄養士として働いています。
アトピーくらぶ れのあ