お年寄りの手のひら

数年前、転んで骨折で入院していた、富山生まれのお年寄りがいます
しばらくは脚を痛がっていたけれど、90代半ばを過ぎ、この頃、元気になりました

 

挨拶に行くと、日に日に顔見知りになり、はじめは硬かった表情が、今は、笑顔で迎え入れてくれる

 

たまに挨拶だけして通り過ぎようとする時、そっと手のひらを出してくれるから、握手をする

 

握手をすると、いつも、指先が冷たくて色が良くない
血行不良なのだ

 

そんな手をみてしまうと、温めてあげなくちゃと思う

 

しばらく、お話しをしながら、手を温めていると、目をまん丸くして、温かいやぁ、ありがとうございますと、やさしい声が聞こえてくる

 

その言葉と笑顔に、わたしが温かい気持ちになって癒やされている

 

こちらのお年寄りにとって、わたしは誰なんだろうなぁ
ご近所さん?親戚?友達?
こんなに笑顔になって、お話しが止まらなくなる

 

こうして、こうして、こうやったらええと思うとか
遅かったねぇとか
ご飯食べて行きなさいとか
畑の心配をしたり
いろいろ話してくれる
きっと、私の登場人物設定は、コロコロ変わっている

 

認知症のこの方、嫌なことは嫌だと怒る
楽しくなると、あははと笑う
目が合うと優しくほほ笑む
とても素敵なお年寄りです

 

穏やかな変わらない毎日、そういう日々の大切さに、やっと気付くことが出来た

 

だからこそ、日々、身体と心を整え、楽しみながら生活していきたい

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朋子
れのあ顧問管理栄養士(非常勤) 乳がんとアトピーを経験しました。 がんサバイバーとして2010年ホノルルマラソンへ参加した時に、同じくホノルルマラソンに参加していた笛木紀子さんと出逢い、アトピー改善のためにれのあへ通い始めました。 れのあ式を取り入れてみると自分の体が変化していくのが楽しくて、れのあの変化に着いていくことに毎回ワクワクしています。 がんもアトピーも体験した自分は結婚は無理だとあきらめていたのに結婚でき、心穏やかに過ごせる日々に感謝しています。 ふだんは高齢者施設(http://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie316.html)で管理栄養士として働いています。
アトピーくらぶ れのあ