祖母のやさしさ

幼い頃、祖母と曾祖母がいました

 

祖母のことは、おおきいおばあさん

 

曾祖母のことは、ちいさいおばあさんと呼んでいた

 

明治生まれの曾祖母は、着物が日常着で、夏の暑い間は、ワンピースを着ていた

 

ふたりは小さなお家でふたりで暮らしていた

 

週末、祖母のお家に泊まったり、遊びに行くと、近所のおばあさんが集まって、いっしょにお昼を食べたり、おやつを食べたりした

 

ある日、曾祖母が入院した

 

父とお見舞いに行った帰り、外から病院を見ると、3階位の病院の窓越し、おばあさんふたりで手を振っていた

 

あっ、おばぁちゃんだ!
幼かった私も、病院の外から手を振った

 

小さな体の、ふたりのおばあさんが、手を振っていた光景を、私はずっと忘れていない

 

大人になった今、思い出すと、心がきゅっとなる

 

おばあさんが、孫を思ってくれていた気持ちに、とてもかなわないやと思う

 

だから、今、介護施設で出会うお年寄りへ、愛おしい気持ちになるのだろう

 

自分が大切に思われていたように、私もそうしたい思いが溢れ出す

 

祖母や曾祖母の手を握ることは、もう出来ないけれど、やさしさを残してくれた

 

認知症は治らないと言われる、治らないばかりか、どんどん進行すると言われる

 

認知症に限らず、どこかで聞いたことがあるフレーズだ

 

認知症を治す、進行を遅らせるためには、なぜそうなるかを知る必要がある
そして、成功している人の話を聞いて、まねをしていくのだ

 

今月参加した勉強会は、認知症の方の食支援を学んだ

 

大切なのに忘れていたこと、何となくわかっていて、言葉に出来ていなかったことを、思い出したり、腑に落ちた

 

認知症を治すことはできなくても、そのお年寄り、家族の不安に寄り添うことはできる

 

わたしのできること、ひとつひとつを積み重ねていきたいと思う

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朋子
れのあ顧問管理栄養士(非常勤) 乳がんとアトピーを経験しました。 がんサバイバーとして2010年ホノルルマラソンへ参加した時に、同じくホノルルマラソンに参加していた笛木紀子さんと出逢い、アトピー改善のためにれのあへ通い始めました。 れのあ式を取り入れてみると自分の体が変化していくのが楽しくて、れのあの変化に着いていくことに毎回ワクワクしています。 がんもアトピーも体験した自分は結婚は無理だとあきらめていたのに結婚でき、心穏やかに過ごせる日々に感謝しています。 ふだんは高齢者施設(http://www.tv-tokyo.co.jp/ikiru/movie316.html)で管理栄養士として働いています。

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アトピーくらぶ れのあ