乳がんとアトピーを経験した管理栄養士・朋子のブログ

    感じ取る力

    わたしの働いている、高齢者施設では、月に1度喫茶店の日があります。
    その日は、地域のボランティアの方がコーヒー、紅茶、甘酒などのウエイトレスをします。
    障がいのある方達がつくった、お野菜、パン、ケーキなどのお店もでます。

    この頃しゃべらなくなったよ、認知症が進んだかな、衰えなのかなと
    心配されているおじいさんを誘ってコーヒーを飲みに行きました。

    歩きながら、おじいさんへ質問をしました。

    私  「パンは好きですか?」
    ○さん「……。………。」

    私  「ご飯とパンはどちらを食べたいですか?」
    ○さん「……………。どっちも食べたいなぁ。」

    こちらを見ながら、答えてくれました。
    その後からも、長ーい、沈黙の後に言葉が出てきます。

    長いと思っているのは、私の感覚、おじいさんはそんなこと思っていません。

    笑うと上の入れ歯が、ぱっかーんと落ちちゃって、
    でもまた笑って、おしゃれなコーヒーカップでコーヒーを飲みながら、
    のんびりと時間を過ごしました。

     

    人は言葉や表情があるから、それをそのまま受け入れたり、疑ったり、
    本当も嘘もよくわからなくなる。

    だから、そこの所を感じ取る力が必要です。

    自分の身体の状況、変化を感じ取る力は、
    病気を治すため、病気にならないためにも必要な力です。

     

    秋になり、町田のれのあの行きや帰り、公園を歩いて、
    落ちているどんぐりや、葉の色から季節の変化を感じます。

    感じ取る力は、こんなふうに
    自然から教えてもらっていることに気がつきました。

     

    与える人として

    人間が必要とする4つの愛情

    1 必要とされていること
    2 自分を受け入れてくれること
    3 スキンシップ
    4 一緒に食べる

    わたしは、本や雑誌など見ていて、好きな言葉があると、
    思わずノートに書いてしまう習慣があります。

    誰の言葉だったのかわかりませんが、4つ目が好きで、
    忘れないように思わず書き留めた愛情に関する言葉です。

    ひとり暮らしをはじめてしばらくしたとき、
    実家へ帰って家族とご飯を食べていたら、
    何気ない会話をしながらご飯を食べているだけなのに、
    こういう時間は自分の身体や心を調えるためにも大切だと強く感じました。

    頻繁に実家に帰ってご飯を食べると元気になることや、
    誰かと一緒にご飯を食べる日常をつくっていきたいことを
    会社の先輩に話していたら、気の合いそうな人がいるよと
    紹介していただく機会がありました。

    この頃は、一緒にご飯を食べる仲になりました。

    乳がんを経験してから、一時はひとりで生きていくことを覚悟していました。
    そうしなくてはいけないと思い込ませました。

    もう、人のぬくもりを感じる事なんて生涯ないのか…という気持ちと、
    新たな出会いや結婚を、きっぱりとは諦められない気持ちがありました。
    でも、過去や現状を他人に話すことは嫌でした。
    こんな自分を受け入れてもらおうなんて無理!と、卑屈に考えていました。

    結婚とか大きな事をいきなり目指すんじゃなくて、
    ご飯を一緒に食べる人がいたら良いな。それ位なら許してもらえるよね…と、
    思っていたら、お見合いをすることになって、緩やかに良い流れになりました。

    乳がんを経験して、変わった自分、変わらない自分、両方あって今のわたしです。

    病気をしてもしなくても、人として求める愛情はみんな同じです。
    求めるばかりでなくて、与える人として、4つの愛情を心に書き留め、
    お仕事も自分の生活も愛あるものにしていきたいです。

     

    にきびと治し方

    十代の頃、にきび顔でした。
    当時のテレビCMでは、芸能人が “ニキビにはクレアラシル” と宣伝をしていて、
    ドラッグストアで買ってきては、せっせとニキビ薬を使っていました。

    女性誌には、「便秘はお肌の大敵!
    便秘予防に牛乳を飲んだり、ヨーグルトを食べたり、果物を食べましょう。」
    と、書いてあって実行していました。
    にきび顔が、良くなることはなくて、年々悪化していきました。
    そして、皮膚科へ通いはじめると、更に飲み薬や塗り薬を使いました。

    そうじゃなくて、食生活を和食にしたり、寝不足していた生活習慣を変えて、
    他にもいろいろあるけれど、薬に頼らないで、にきびを治そうと奮闘していたら、
    もしかして、もしかしたら、大きな病気(乳がん)に繋がらなかったかもしれない。

    現在は、お腹が張ると、乳酸菌をいつもよりしっかり飲んで、
    意識して歩いたりストレッチして、お腹を温めてあげると、
    その日のうちか翌日にすっきりします。

    温熱を受け続けてきて、ここ最近は、お腹が柔らかくなってきました。
    嬉しいことに便秘し辛い身体になってきました。

    便秘知らずのすっきり気持ちよい毎日は良いものです。

    後悔していたこと

    2009年、乳癌を患った時、病院で治療をしていました。
    あの時、迷いながらも抗がん剤をしたこと、
    ずっと後悔していました。

    あの時は、病院の標準治療をやらない選択を決断できなくて、
    恐る恐る治療をしていました。

    その当時、働いていた病院で見かけていた、抗がん剤治療中の患者さんは、
    みんな同じような容姿、ほとんど食事は食べられなくて、本当に辛そうでした。

    元気になった患者さんは、
    普通の病院には来ないだろうし、入院もしないよね。

    同じような経験、はたまた、それ以上の過酷な治療を終えても、
    元気に生活している人達がいることは、後に知りました。

    そして、そういう出会いは、生きていく道のりを教えてくれました。
    立ち止まる度に、励ましを感じています。

     

    ずっと、芸能人のがん闘病についての報道から目をそらしていました。

    自分が経験した闘病、あの時を思い出したくなかったからね。

     

    この頃、変わってきました。

    あの時の選択は、あの時でベストな事だったんだ。
    と、腑に落ちてきてじわっと涙が出ました。
    やっと、自分を責めること、止めようと決めました。

    治療中は、ホントに辛いときがあったけれど、
    今はこんなに元気になって、更に健康になりたいと欲が出ているなんて、
    こんなに幸せなことってないです。

    あの時はがんばったね、
    今を生きていることありがたいねと、
    温かい布団の中で幸せな気持ちになりました。

     

     

    食生活の変化

    先日、長野県へ遊びに行った帰り道、道の駅に寄りました。
    そこは、地元で採れた野菜や果物が販売されていて大好きな空間です。

    マスカットや巨峰、りんご、洋ナシなど、見た目から新鮮で、
    ぱきっと元気な果物はとてもおいしそうでした。

    普段、果物は買ってもなかなか食べきれなくて、あまり買わないけれど、
    種なしと種ありがある巨峰の、種のある方を買って帰りました。

     

    玄米食をはじめる前は、毎日のように果物をよく食べていました。
    乳がんを患って、マクロビオティックを学んでいたとき、
    果物は身体を冷やすから止めなくちゃと全く食べなくなりました。

    ちょうどその頃、人生初の海外旅行で行った台湾で、
    目の前のマンゴーへ手を出せなかった光景を今でも覚えています。
    本当は食べてみたかったのかな。

     

    アトピーが出ていたときも、乳がんを患う前も、
    今よりなんでもかんでもよく食べていました。

    病を患ってから、食べてはいけないものが出来て、
    食べてはいけない思いも強くあって、
    その思いを続けていた頃はとても辛かったです。

    今は、うどんとか冷たい飲み物、身体がしんどくなるものを
    自然と食べなくなりました。

    今でも、残すともったいないからと完食した後に、
    胃がもたれたり、気持ち悪くなることはあって、
    あちゃーやってしまったねぇと反省します。

    これから、季節は秋、冬へどんどん変化して、食生活も変化していきます。
    秋の味覚や料理を楽しみながら、身体を気遣った生活をしていきます。