乳がんとアトピーを経験した管理栄養士・朋子のブログ

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    お年寄りと薬のこと

    精神薬をたくさん飲んでいるお年寄りと、時々会います。

    まだ、施設で生活をする前、家族とお家で暮らしていたとき、
    怒りっぽいとか、感情や行動を抑えられなくて、それが暴力になってしまって、
    困った家族が精神科の先生に相談。
    お互いに穏やかな暮らしをするために仕方なく精神薬を飲みはじめた。

    でも、施設で生活をする頃になると、
    強い薬を飲まなくてはいけないほどの元気はなくなっていた。

    しかし、急に薬を止めると副作用があるから、そのままお薬を飲み続けた。
    薬に負けて、どんどん弱くなって、体が思うように動かない、
    座ることも出来なくて、言葉が出ない、
    ご飯を飲み込めないから食べられなくなった。

    こんなに弱ってしまったのだから、精神薬を止めましょうとなった。
    そこまでならないと…薬を止められなかった。
    体から薬が抜けていく間、それまで薬で抑えていた感情があふれ出したり、
    意識がもうろうとしていたり、とても辛そう。

    ベットの横でかわるがわる声をかけて、お名前を呼んでいると、時には、
    がんばります!!とおっしゃって、拳を空へ精いっぱいの力で突きあげてくれた。
    とても体の小さなお年寄りから、その方の生きる希望を感じた。
    そして、少しずつ、会話が出来るようになった。
    ある日、今日は気分が良いわよと、おっしゃった。
    次の日は、体を起こすことが出来た。
    また次の日、食事を自分で食べられた。

    寝たきりになっていたお年寄りが、眠りから目覚めて、元気になることを時々経験する。
    本当に元気になって、すっきりした表情としっかりした眼差しになって座っている。
    辛い日々だったけれど、薬をやめてよかった。

    お年寄りの回復していく様子をみていると、何ごとも年のせいには出来ないと励まされます。

    解熱、せき止め、鼻炎、痛み、痒み、抑える薬はいろいろある。

    仕事のため、生活のため、家族のため、自分のため、薬を飲む理由もある。

    でも、薬が抜けて元気になったお年寄りをみていると、
    薬の怖さと、人の生きる力の強さを感じます。

    それは、アトピーにも繋がること。
    ステロイドから、脱却した仲間がれのあにいますから、
    たくさん相談して、力強く生きていこう。

     

    身体の冷え

    毎年、冬の間中、貼るホッカイロを背中やお腹、
    術後の胸の辺りに貼りまくっていました。
    冷えていろんなところから痛みを感じるとき、温めると和らぐので、
    ホッカイロ生活をずっーとしていました。

    ところが今年は、冬の初めに買い込んだ、貼るホッカイロを全然使っていません。
    カイロも本当は良くないのでちょうど良かったですが。

     

    昨年、引っ越しをしてから、日常生活の中で歩く時間が増えました。
    今年は結婚して、テレビを見ながら、ゴロゴロしたり、ジッとして
    動かないでいる時間がぐんと減りました。

    通勤で歩いたり職場で動いた後、座って事務仕事をするとき、
    心底冷えを感じることはなくて、身体の中で熱を発しているのを感じられます。

    継続して身体を温めてもらってきた温熱のおかげで、動けば温まる身体になりました。

     

    20年、栄養士のお仕事をしてきて、仕事中は、身体にいつも冷えを感じていました。
    手術後は、傷のつっぱり感や痛みを感じていました。
    外側の寒さは、手袋をしたり、帽子をかぶったり、マフラーしたりして、
    冷たい外気を避けたら良いのだけど、
    身体の内側から冷えていたから、どんなに着込んでも、寒くてたまらなかった。

    でも、傷は治癒していくし、治るものは治るのです。

    ありがたいなぁ。

     

    膝の裏が痒いんです

    昨年、寒くなってから膝の裏が痒いんです。
    午前中や仕事しているときは、痒みを感じないのですが、
    家に帰って暖かい部屋に入ると、とたんに膝の裏が痒くなります。

    布団に入って、すっごく眠たいのに、膝の裏がむずむずして
    痒くなるときもありました。
    そんな時は、掻き壊して血を出す前に、むくっと起きて、
    水抜きシート膝の裏に貼ります。
    ついでに足裏にも貼ります。

    シートに水が出てひんやり感じます。
    痒みが落ち着き、安心してよく眠れます。
    翌朝はけっこうしっかり水分が出て、だいたいシートはぐっちょりしています。

    それが、ふと気になったのです。
    今日は痒くなかったなぁ。と言う日があります。
    昨日と何か違うかな?

    そういえば…トイレに行く回数が多かったかも、
    大きいのも小さいのも、しっかり出ていたなぁ。

    足裏、膝の裏、出す場所として間違ってる。
    どちらも、つるつるサラサラの皮膚を目指して、きれいになりたい。
    それが、健康である証でもあるのだから。

     

    紅茶の思い出

    先日、駅近くで用事を済ませた帰り道、
    いつもと違う曲がり角を歩いて行くと、懐かしいお店を見つけました。
    20年近く前、紅茶のおたくだった頃
    静岡から電車に乗って、わざわざ足を運んだ紅茶専門店でした。

    懐かしさを感じながらお店に入って注文した紅茶を待っていると、
    大好きなことにただただ夢中になった日々を思い出しました。

    紅茶の銘柄を飲み比べて、味や香りを覚えていく楽しさ。
    その紅茶にまつわるお話し、産地や歴史など、
    知るほどに楽しくてのめり込んでいきました。

    お店で紅茶を飲みながら、
    「あれ?なんで紅茶好きをやめたの?」
    少し考えて思い出しました。

    数年前、癌とアトピーの体質改善のため、食事を見直していたとき、
    それまで食べていた、クリームたっぷりのスイーツ、白砂糖たっぷりのケーキ、
    小麦粉を使った焼き菓子…紅茶のお供と牛乳を入れたミルクティー
    断ち切るためでした。

    病気になって、気を付けたことでしたが、こういうものを食べない方が、
    わたしの身体は調子が良くて、日常生活がうまくいきます。

    紅茶を飲みながら、自分自身の変化と懐かしさに浸った時間でした。

    生きることを日々学んでいます

    入院していたおじいさんが施設へ帰ってきました。
    病院で、1か月近く点滴だけ、お口から食べていないという。
    もう食べさせてはいけません、食べられませんと、医者に言われて帰ってきた。

    入院できる病院を探して点滴を最期までさし続けるのか、
    おじいさんの残された時間をどの様に過ごすのか、
    家族は本当にすごく、すごく悩まれました。

    また、元気になってほしい、元気になれる方法は本当にないのかな?
    これまでも、入退院をしながら元気になってきた人だから、
    今度もまた…一筋の希望を探しました。

    そして、家族は決断されました。
    もう、おじいさんに痛い思い、無理はさせたくない。

     

    お年寄りの命のおわりを経験するようになって、
    はじめは、とてもとても苦しくて、辛くて、悲しく寂しさばかり感じていました。

    その都度、家族から感謝の言葉をいただきながら、
    お年寄りのありのままの姿をみせていただきながら、
    少しずつ気持ちに変化がありました。

    本当に命がおわっていくときを、人は避けられないのです。

    お年寄りの命のおわりをしるたび、寂しさは変わらないけれど、
    思い出が増えていきました。

    言い訳することもなく、何も出来なくなったり、
    してあげられなくなるときがくることを思い知らされてきました。

    それは、悲しいことではなくて、そういうものなのでした。

    わたしたち命のある者は、自分で出来るうちは、
    どんなことでもいいから自分でするべきでしょう。
    人に何かをしてあげられるのなら、進んでそれをしよう。

    今日一日を、次の瞬間を、何を選んで行動するのか、すべてが未来に繋がっています。
    ひとつひとつの行動が、とても大切であることに気がつかされる毎日です。