「あきらめないでよかった。」生後2ヶ月でアトピー発症。ミーホちゃんの脱ステロイド体験談

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「あきらめないでよかった。」 by ミーホちゃん
 (生後2ヶ月でアトピー発症 / ステロイド歴4年)

 アトピーで高校を中退。
 「自分が嫌いだし、夢も諦めた。」

 脱ステロイドに取り組み、アトピー改善。
 笑顔を取り戻しました。

 現在25歳(2017年)

 

 

1.生後2ヶ月でアトピー発症。ステロイドを使った4年間。

私のアトピー人生は、生後2ヵ月から
はじまりました。
まだ記憶もない時からアトピー発症。

すぐに母は皮膚科に私を連れていきました。
主治医から
「ステロイドは強い薬だから
あまり使ってはいけませんよ」
と言われて処方されたステロイドを、
母は仕方なく一度だけ使ったことはあったけど、
その後はステロイドを使わないで
アトピーを治そうとしてくれました。

薬以外でアトピーに良いと聞いたものは試してみる。
効果なければ、また違う方法を探して試してみる。
その繰り返しでした。

私が幼稚園の時、母はプールの時間には
いつも見学に来ていました。
プール後に体に塩素が付いたままにならないように、
シャワーで体をよく洗い流すためです。

小学生の頃は、アトピーの出ていた腕に
包帯をして学校へ行っていました。

そんな格好だから
体育の時間に半袖を着るのが嫌だった。

腕のアトピーを人に見られるのが嫌だったし、
包帯を巻いているのも嫌だった。

5年生、6年生になると
自然とアトピーは少しずつ良くなっていきました。

それでも乾燥する冬はかゆかったので、
青い文字で書かれた○○薬品のハンドクリーム
というのを塗っていました。
これも母が用意してくれていたものです。

私は中学生になるとバスケ部に入部しました。
運動が苦手だったけど、
バスケは大好きになって毎日練習をしました。

たくさん汗をかいて、
アトピーは少しずつ良くなっていきましたが、
1ヵ所だけ特に目立つところがありました。
それが手のひらです。

ボールを触るので、
乾燥と摩擦で皮膚が薄くなっていきます。
切れてきて血が出たり、薄いからすごい痛かった。

これが嫌で私は病院に行きました。
そこでお医者さんからステロイドをもらいます。

母と一緒に病院に行っていて、
母は不安そうに私を見ていたのを思い出します。

でも私はステロイドが怖いとも思わず、
早く治したい一心で塗りました。

とくに冬は乾燥するので、
手にべったりとステロイドを塗り、
手袋をして寝ます。
薬は一時的に効いたのですが、
すぐに効き目はなくなります。

アトピーは顔にも出てきました。
見た目をキレイにしたかった私は、
顔にもステロイドを塗ります。

年頃の私には、
顔にアトピーが出ていることが
嫌でしょうがなかったのです。

それでも、ずっとステロイドを塗っている事に
心の底では違和感がありました。
薬の強さにランクがあるのですが、
一番強い薬を処方されるようになっていて
不安もありました。

中学生ながらなんとなく分ってきたことがあります。
ステロイドを塗ってもアトピーは治らない。
だって塗っても塗っても、
またアトピーが出てくるから
です。

でも薬を塗る以外に方法が無かったのです。

ある時、毎月通っていた皮膚科の先生に聞きました。
「いつになったらアトピーは治りますか?」

すると、とっても頑固そうなおじいちゃん先生が、
突然キレたのです。
「バスケなんてやっているから治らないんだ!
バスケなんて辞めなさいっ!!」

私も母もドン引き。
私はムカッとして「それを治すのが医者だろっ!!」
とは言えず…(^_^;)、
心の中で叫んでいました。
もうこんな病院には来たくないね、
と母と帰り道に話したのを覚えています。

薬以外でアトピーを良くする方法を
熱心に探し始めたのもこの頃からです。

私は中学3年生になりました。
夏にはバスケ部も引退。
ここからは高校受験に向けて猛勉強です。

中学生になって成長期だしバスケもやっていた私は、
よくお肉を食べていました。
部活を引退してもお肉好きは変わりません。

受験勉強のストレス、変わらないお肉好き、
お菓子やジュースも大好き、
そんな生活をしていると顔のアトピーも広がってきました。

ステロイドは嫌だったけど、他に手段がありません。
受験勉強もあった私には、
今はステロイドでやり過ごす以外になかったのです。

受験は、なんとか希望校に合格することができました。
 
 

2.アトピー人生を変えた出会い

15歳の春、私は神奈川県の公立高校に入学します。
ぽっちゃり体型で、アトピー顔に、新品のブレザーです。

高校に入っても、
腕はアトピーでいつもガサガサです。
顔にアトピーが出たときは、
ステロイドの弱いものを塗っていました。

薬でその時はきれいになっても、
またアトピーが出てくる。
そしてまたステロイドを塗るの繰り返し。

やっぱりステロイドを使ってもアトピーが治らないなー。

このまま一生アトピーで、
一生ステロイドを使わなきゃいけないんだろうか。
根本的な解決になってないなーと
思うようになっていました。

母も私がステロイドを使っていることが
ずっと気になっていたようです。
ある時、母は街で一番大きい本屋さんに行って、
アトピーの本を一冊だけ買ってきました。

母は家に帰るなり、一気に読み終え、
「みほ、ここに行くよ!!」と見せられたのが、
れのあの本でした。

“自分の力でアトピーが消えた!”
黄色のうさぎちゃんの絵が描いてある、
かわいい本でした。

この時の母は、何か希望を見つけた感じで、
少し興奮気味だったのを覚えています。
私は、母の言うことに従うだけでした。

すぐに母は電話をして、
カウンセリングの予約を済ませます。
 

2008年1月8日。(当時15歳)
カウンセリング当日。

はじめてくる、アトピーくらぶ「れのあ」です。

私はこの日のことをよく覚えています。

 
※続きは、オンラインサロンでお読みいただけます。 アトピーくらぶれのあオンラインサロン

 

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