職場の高齢者施設では、時折、新しく入居されるお年寄りをお迎えします
入居されてから、お年寄りがぐんぐん元気になることがあります
そんな変化を不思議に思っていたら、家族から教えてもらいました
お家にいたときは、遅くまで起きていて夜更かしだったのよ
中々寝付けなくて、睡眠導入剤を処方してもらっていた
足腰痛くてしょうがなくて、痛み止めをよく飲んでいた
食欲がなくて、いつも元気がなかった
入居されると、多くのお年寄りが、夜8時には、ベットで横になっています
朝は、日の出前に、目を覚ましている方が多いと聞きます
家族から、お薬を減らしてあげたいと希望があって、睡眠導入剤は飲まないことになりました
痛み止めは、どうしても痛いときに飲むようになりました
時々、お家に帰ると、お年寄りの変化に家族が気付いたそうです
もりもり食べて、8時過ぎると、自分でお布団に入るようになりました
長年の悩みだった、腰の痛みは、不思議となくなった
顔色が良くなって、元気になった
早寝早起きって、からだに良いんだなぁと感じてますと家族からお話がありました
はじめましての頃よりも、表情がやわらかく、にこっとされたときのお年寄りの笑顔に、わたしも癒やされています
お薬を飲まないと、眠れないかもしれない
お薬を飲まないと、痛みが出るかもしれない
お薬を飲むことで得られる痛みの緩和と安心感
飲まないと決めてからの揺れる気持ち
薬に頼らなくなってから感じた、清々しい健康観
自分の経験と、目の前のお年寄りの姿が鏡のように感じています